メタデータ
メタデータは Angular にクラスをどのように処理するか教えるためのものです。
例えば、Angular システムでいう「モジュール」も 「コンポーネント」もどちらも、言い方を変えれば 「TypeScript のクラス」です。
しかし、メタデータをアタッチすることで、「Angular モジュール」とか「Angular コンポーネント」になります。
モジュールでは次のように @NgModule というメタデータを付けます。
import { BrowserModule } from '@angular/platform-browser';
import { NgModule } from '@angular/core';
import { FormsModule } from '@angular/forms';
import { HttpModule } from '@angular/http';
import { AppComponent } from './app.component';
@NgModule({
declarations: [
AppComponent
],
imports: [
BrowserModule,
FormsModule,
HttpModule
],
providers: [],
bootstrap: [AppComponent]
})
export class AppModule { }
コンポーネントでは次のように @Component というメタデータを付けます。
import { Component } from '@angular/core';
@Component({
selector: 'app-root',
templateUrl: './app.component.html',
styleUrls: ['./app.component.css']
})
export class AppComponent {
title = 'app works!';
}
上記のように @NgModule と @Component の両方とも、設定オブジェクト (configuration object) を受けとります。 しかしながら、設定項目はメタデータの種類によって異なります。
ここでは、「クラスに @ナントカ を付けて、そのクラスに追加情報や設定情報を追加するモノがある。それをメタデータという」という程度で抑えておけば OK です。