Angular とは?
Angular は Google が開発しているウェブアプリケーションフレームワークです。
オープンソースで公開されており、MIT ライセンスで利用できます。
Angular は元々 AngularJS として開発が進められてきて、Angular 2 以降、同じところは名前だけ、と言われるほど中身がガラッと変わりました。 そこで、AngularJS と Angular を区別して、AngularJS を AngularJS 1.x、バージョン 2 以降を Angular 2+ などと書きます。
このサイトでは Angular 2+ を扱います。
Angular 2 は 2014 年 9月に最初のアナウンスがあり、2015年 4 月にアルファ版から開発者プレビュー版になり、2015年12月にベータ版になりました。 最初の RC が 2016年5月で、最終的にリリースされたのは 2016 年 9月。 バージョン 3 はスキップされ、2017年3月にバージョン 4 がリリースされました。
アプリケーションを書く言語は、ウェブということで HTML5 (HTML5+CSS3) の他は、 TypeScript を使います。
TypeScript はマイクロソフトが開発しているスクリプト言語ですが、こちらもオープンソースで公開されていて、 ライセンスは Apache ライセンス 2.0 で利用できます。
TypeScript は ECMAScript6 (ES6) のスーパーセットです。つまり、従来の JavaScript (こちらは ECMAScript5) との下位互換性をもつ ES6 を含みつつ、さらに機能を拡張しています。例えば、静的な型付けもできて、コンパイル時に型のチェックなどもできます。
Angular をベースとして、Ionic などの Apache Cordova と組み合わせた HTML5 ハイブリッド・モバイルアプリ開発や、 あるいは NativeScript などで WebView を使わないネイティブアプリを開発することも可能になります。